
「子どものお弁当袋を手作りしたいけれど、裁縫は苦手…」
「時間がないから、できるだけ簡単に作りたい」

手作りに挑戦したくても、忙しい毎日の中で時間が取れないこともありますよね。
裁縫に自信がなくて、なかなか踏み出せないママさんも多いのではないでしょうか。
この記事では、型紙なし&裏地なしで簡単に作れるお弁当袋の作り方を、初心者でも分かりやすいように写真付きで解説しています。
裏地無しでも丈夫に仕上げるポイントや、ミシンを使わない作り方も紹介していますので、ぜひ一緒に作ってみてください!

Momoco
時々イルカと泳いだり、人魚になるマルチライターのMomocoです。
3人目の出産と育児を機に、フリーランスとして活動を開始。ライタースクール修了後、クラウドワークスでライティング案件の受注を開始し、現在は評判サイトのSEO記事を担当しています。
子供たちが寝た後の1人時間で、晩酌を楽しんでいます。
目次
準備する道具と材料
今回は、型紙無しで作れるシンプルなお弁当袋の作り方を紹介します。表地のみで作成するので、作業もとってもシンプルです。
製作時間の目安は、30分~1時間を想定しています。
まずは、道具と材料を準備していきましょう!
道具
必ず必要な道具は、以下の4つです。
- 裁ちばさみ
- アイロン
- 定規(30cm以上の長さがあるものが、使いやすい)
- チャコペン

よりキレイに仕上げるために、あると便利な道具もご紹介します。
- マチ針、ソーイングクリップ
- 糸切りばさみ
- アイロン定規
- ヒモ通し
- ほつれ止め液
- 裁縫用接着剤

マチ針やソーイングクリップで、折り合わせた生地や2枚の生地を止めることで、縫う時に生地がズレにくくなり、キレイな仕上がりになります。
また裁縫用接着剤は、縫わなくてもお弁当袋を作ることができるので、ミシンを持っていない方や、裁縫が苦手な方にもオススメです。
材料
今回は裏地無しのデザインなので、表地として使う生地とカラーコードを用意してください。用意する長さは、以下の通りです。
- 表地…縦50cm×横30cm(縫い代込み)1枚
- カラーコード…70cm 2本

生地を選ぶときは、強度やお手入れのしやすさをポイントにして選びましょう。オックスフォードや帆布(はんぷ)などの生地がオススメです。
帆布は、キャンバス生地とも言います。
- 適度な厚みで、強度がある
- 強度がある安価で購入できる
- 洗濯に強く、お手入れしやすい
【生地の柄に上下の向きがある場合】
1枚布で作ると片面の柄が逆さまになってしまいます。柄の向きを揃える場合は、縦26cm×横30cm(縫い代込み)の布を2枚用意してください。

この2枚を中表に合わせて、中央で縫い合わせることで、どちらの面も柄の向きが正しくなります。
中表とは?:生地の表となる面を、向かい合わせにして、合わせること。

縫い代は、アイロンで押さえて割ってください。この後の作業でも、縫い始めと縫い終わりは、必ず返し縫いをしておきましょう!

【底の部分の生地を切り替えたい場合】
縦26cm×横30cm(縫い代込み)の底布を1枚用意します。

底布の上と下を1cm折って、アイロンでおさえてください。

表地と底布の中心を合わせて、底布の端を0.3㎜〜0.5㎜で縫い付けます。

これで、底が切り替わったデザインのお弁当袋が作れます!
簡単!裏地なしお弁当袋の作り方(手順付き)
材料が準備できたら、型紙なし&裏地なしで作れるお弁当袋を作っていきましょう。5つの手順を、写真付きで分かりやすく解説していきます!
①布の端処理をする
裏地無しで作る場合は、布端からのほつれを防ぐことが重要です。まずは生地の周囲に、グルっと1周ジグザグミシンをかけてください。

ミシンを使用しない場合は、ほつれ止め液を布端に付けることで、ほつれを防ぐことができます。
付けすぎると液だれしてしまうので、フチに軽く付けるくらいで大丈夫です!
付けたら5分ほど乾かしておきましょう。

②布を中表に折り、両脇を縫う
続いて、布を中表に合わせて布端から1cmのラインで縫っていきます。両端とも上から6cmは縫わずに、ヒモ通し口としてあけておいてください。

縫い終わったら、縫い代をアイロンで割りましょう。あけておいたヒモ通し口も、縫い代に合わせてアイロンで割っておいてください。

③紐通し口の処理
アイロンで割ったヒモ通し口を、布端から0.5cm内側でコの字に縫っていきます。反対側を一緒に縫わないように、注意してくださいね!

反対側も、同じように処理していきましょう。
④マチを作る
続いてマチを作っていきます。縫い目が真ん中にくるように、合わせて折ってください。ヒモ通し口の部分と、底をピッタリ合わせるのがポイントです。

底の角から6cmの部分に、チャコペンなどでラインを引いて印を付け、引いたラインの上を縫ってください。

2枚一緒に縫わないように、気を付けてくださいね!
カットした部分にジグザグミシンをかけて、布端を処理したらマチの完成です!

ジグザグミシンが、縫い目より上に出ないように注意しましょう。ミシンを使わない場合
は、ほつれ止め液を付けておくと、より丈夫な仕上がりになります。
反対側のマチも、同じように作っていきましょう。
⑤紐を通して完成!
袋口の布端を1cm内側へ折り、アイロンをかけます。さらに内側に2cm折り、再度アイロンをかけてください。

折った端から0.2~0.3cmのところを縫っていきましょう。ヒモ通し口を、繋げて縫わないように気を付けてくださいね。

反対側の袋口も縫えたら本体を表に返して、準備していたカラーコードを、左右のヒモ通し口から1本ずつ通してください。

ヒモ通しがあると便利ですが、手元に無い場合はクリップやヘアピンでも代用できます。

ヒモの先に、100円ショップでも購入できるループエンドをつけてから結んでも可愛いですよ。

ヒモの先を結んだら、お弁当袋の完成です!


お疲れさまでした!
裏地なしでも丈夫に仕上げるポイント
裏地なしのお弁当袋は、シンプルで作りやすい反面、「耐久性が心配…」と感じる方もいるかもしれません。ここでは、丈夫に仕上げるためのポイントを紹介します。
厚手の生地を選ぶ
使用する生地は、オックスフォードや帆布(はんぷ)、ソフトデニムなどがオススメです。帆布はキャンバス生地とも言われます。

オックスフォードは、キャラクターなどのデザインも豊富なので、お子さんの好きなキャラクターを見つけてみてくださいね!
裁縫用の接着剤やほつれ止め液を活用
ミシンや手縫いが難しい方は、裁縫用の接着剤を活用して、お弁当袋を作ることも可能です。
裁縫用接着剤をのりしろに塗ったら、付属のヘラや厚紙を使ってのばしていきます。

裁縫用接着剤は、アイロンでしっかりと圧着することで、洗濯しても剥がれにくい仕上がりになります!

裏地無しのお弁当袋の場合、布端の処理はとても大切です。強度が不安な方は、ジグザグミシンの上からほつれ止め液を付けると、さらに強度が増しますよ!
まとめ:幼稚園デビューを手作りのお弁当袋で!
今回は型紙なし&裏地なしで、初心者でも手軽に作ることができるお弁当袋の作り方を紹介してきました。
- 裏地&型紙無しで作れるので、初心者の方でも取り組みやすい
- 生地選びや、ほつれ止め液を使うことでほつれにくく、丈夫な仕上がり
- ミシンや手縫いをしなくても、作ることができる
布の選び方や、ほつれを防ぐ工夫を取り入れれば、裏地なしでも丈夫で長持ちするお弁当袋を作ることができます。
ぜひ、世界にひとつだけのオリジナルお弁当袋を作ってみてくださいね。
手作りのお弁当袋で、お子さんの通園デビューをもっと特別なものにしていただけたら、幸いです!
